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vol.82官民協働の湖山池アダプトプログラム


2014.12.22

「美観守る力」集結


各団体の持ち場でごみ拾いに汗を流す参加者=3月23日
湖山池アダプトプログラムの発足式で竹内会長(右)から合意書を受け取る参加団体の代表=3月23日、湖山池情報プラザ
鳥取環境大学学生ISO委員会の名前の入った湖山池アダプトプログラムの立て看板
 官民連携で鳥取市の湖山池の環境保全を目指す「湖山池アダプトプログラム」が始動して約9カ月が経過した。これまでに企業や市民団体、高校など16団体が登録。各団体には池沿いの長さ100メートルが持ち場として割り当てられており、精力的な清掃活動が行われている。

16団体が加入

 「湖山池アダプトプログラム」は、市民と行政が協働で湖山池の美化活動を行い、環境保全に向けた意識を醸成しようと、湖山池情報プラザや鳥取市、鳥取県などでプログラム実行委員会(竹内房男会長)をつくり、3月に始動した。同様の取り組みは県内では中海や東郷池で導入されている。

 湖山池周辺では年3回行われる地域住民の清掃活動で、少なくとも1年間に約3トンのごみが集まるといい、住民はごみ処理に悪戦苦闘している。竹内会長は「生活雑廃を中心としたごみがたくさん打ち上げられ、ボランティアも減っている。常日頃から多くの人の力で池辺をきれいにしたかった」と狙いを説明する。

 桂見と高住、金沢、青島の4エリアで、100メートル間隔の17区画を用意。登録団体は年2回以上、池辺を中心に美化活動に取り組むのが条件。活動に当たってのごみ袋や清掃道具は、市や県の助成で実行委員会から提供される。

 現在、周辺の高校や事業所、住民有志など16団体が加入。区画にはそれぞれ団体名の入った看板が立てられている。

大学生もひと役

 鳥取環境大学学生ISO委員会(米田安祐美委員長、25人)はアダプトプログラムにいち早く手を挙げ、青島の1区画を受け持つ。3月にあった発足式で竹内会長から合意書を受け取った。

 4月には新入生にも参加を呼び掛け、学生60人が参加。参加者はごみ袋を手に池辺を歩き、ごみ拾いに汗を流した。

 同委員会広報担当、別所絵梨さん(21)は「道路から一歩外れた草むらなど人目のつかない所に弁当ガラやペットボトル、空き缶などが散乱していて驚きました」と振り返る。1時間半の作業を終えると山のようなごみが集まった。

 同委員会は来年度も2回、青島全体も含めて美化活動に取り組む考えで、別所さんは「湖山池の環境問題も学びながら、青島が市民や観光客に喜んで散策してもらえるように学生の力を結集したい」と意欲を燃やしている。

大きな輪に

 アダプトプログラム指定の4エリアでは着実に環境美化が徹底。子ども連れの若夫婦やお年寄りグループなどの散策する姿が増えている。竹内会長は「担当するエリアが決められているので、各団体が率先して清掃に取り組んでいます。目に見えてきれいになっています」と手応えをつかむ。

 実行委では新たに湖山池北岸や西岸でも区画を設けて、参加団体を募集。エリアを徐々に拡大する考えだ。

 鳥取市生活環境課の谷重幸一係長は「小さな活動ですが、少しずつ大きな輪になれば着実に湖山池がきれいになります。もっと多くの団体に参画してほしい」と話している。

智頭町智頭

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社長 米井 哲郎
(智頭町智頭)

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ウォッチ地球環境

地球持続へ迫るリミット

2004年の福井豪雨。2000年以降、異常気象の頻度が増加している(国土交通省ホームページより)
 11月2日に発表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価統合報告書には世界中の科学者による地球温暖化に関する包括的な知見が集約され、気温上昇、海面上昇、海氷の減少、海洋の酸性化等の影響が予想以上に早く起きており、世界中の陸域・海洋に多大な影響を及ぼしていることが示されました。

 異常気象の頻出を引き起こす地球の平均気温上昇を2度未満にするには、二酸化炭素を2050年代には現在より40〜70%排出削減、2100年には排出をゼロかそれ以下にする対策を早急に講じる必要があるとしています。

 また、削減対策を取った場合と取らない場合を比較しても2050年までにはあまり差がないのですが、現代社会が対策を取らなければ、50年以降気候変動のために払われる深刻なダメージは計り知れず、危機回避に向け残された時間はわずかだと訴えています。

 最後に、地球の持続可能性は、現代社会の適切な統治施策により機会が得られると報告書は締めくくっています。

 (鳥取県地球温暖化防止活動推進センター・山本ルリコ)
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