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vol116住宅用太陽光発電「2019年問題」 買い取り満了 どう扱う!? 2018/02/27
vol115市民、企業、行政代表鼎談 2018/01/29

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vol105温暖化対策にどう取り組む 2017/01/30
 
vol.84究極の低燃費実感 鳥取−境港間をPHVで往復


2015.2.24

ガソリン消費ゼロ 足りない充電場所


急速充電器のケーブルを車のソケットに連結して充電する=米子市役所
出発前にPHVの簡単な説明を受ける=智頭石油(鳥取市富安2丁目)
青山剛昌ふるさと館の急速充電器で充電完了
 環境に配慮したエコドライブが注目されている。鳥取県は、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)の所有台数が人口比で全国トップクラス。普及しつつあるEV・PHVを使ったエコドライブを鳥取−境港間の日帰り出張で体験し、究極の低燃費走行を実感した。

■鳥取をスタート

(9時半)

 県内でカーシェアリング事業を展開する智頭石油(米井哲郎社長)からPHV「三菱アウトランダー」をお借りした。

 PHVはEVと違い、電気とガソリンを併用。通常時はEVと同じ電力走行で、電力がなくなると燃料に切り替わる仕組みだ。ガソリンを節約するにはこまめに充電する必要がある。出発時の航続可能距離表示は約40キロ。まずは道の駅大栄(北栄町)に隣接する青山剛昌ふるさと館にある急速充電スポットを目指した。

■初心者でも簡単

(10時半)

 青山剛昌ふるさと館で初めての充電に挑戦。トイレ休憩中に駐車場で充電できるので時間のロスもなく、ビジネス目的にも効率がよい。充電施設には充電方法の説明が記載されているので初心者でも簡単に利用できた。約15分の充電で航続可能距離表示は38キロまで回復した。

■昼食中に充電

(12時)

 米子市に到着。昼食中に2回目の充電をすることにしたが、充電施設がある飲食店が見つからない。雪のため、徒歩での移動は難しく、仕方なく充電施設がある市役所の食堂で昼食を済ませた。

■帰り道に備えて

(15時)

 商談場所である夢みなとタワー(境港市竹内団地)へ向かう前に、帰路に備えて境港市役所で充電。15分間の待ち時間が手持ちぶさた。待ち時間を有効に使う工夫も利用者の課題だ。

■無事に鳥取到着

(19時半)

 帰路は鳥取へ直行するため、出発前に途中の充電スポットをネット検索した。山陰道を走るとなると、寄り道せずに充電できる場所は往路でも利用した青山剛昌ふるさと館しかない。充電スポットの整備が急がれる。

 無事鳥取に到着。航続可能距離を確認すると残りは1キロ。鳥取境港間を見事、ガソリン消費ゼロで往復できた。

 今回の体験取材では、PHVの魅力を実感できた半面、充電スポットなどインフラ整備の必要性を感じた。鳥取県では、充電スポットを2020年までに、現在の129基から527基に拡充する計画。次世代型のエコツーリズムや県民のライフスタイルの転換などを見据えた構想で、EV・PHVの普及を後押しする。これからの5年間が楽しみだ。

トップが語る環境問題

環境や財布に優しいEV

智頭石油(智頭町智頭)
代表取締役社長 米井哲郎

 智頭石油では約100台のレンタカーを用意し、オリジナルのキャル格安レンタカーとして全てのガソリンスタンドで貸し出しています。そのうち11台がアイミーブやリーフなどの新時代の電気自動車です。電気自動車も格安レンタカーと同額の12時間乗って2500円という低料金で貸し出していますので、誰でも気軽に体験できます。「ガソリン代の要らないレンタカーはうれしい」とお客さまにも好評です。電気自動車はお財布にも環境にも優しいこれからの選択肢といえます。

地元の木材使い環境保全

建販(鳥取市叶)
代表取締役社長 山内智晃

 「木を見て森を見ず」とは、目先の事象にとらわれ全体を見失うことの意です。日常の生活の中で常にこの「森」について意識することは難しいのかもしれないですが、近くの山の木を使って家を建てることや、その木材製品などを実際に手に取り購入することで地元の森を守ること、環境の維持や保全に間接的に関わっているという循環とつながりに、もっと気付いていただければと考えています。「森」に思いをはせ、地元の「木」を選んでいただけましたら幸甚です。

ウォッチ地球環境

温室効果ガスが及ぼす大干ばつ

気候変動で干ばつのリスクが高まるアメリカ中央平原(写真出展:NASAホームページ)
 アメリカ航空宇宙局(NASA)は、最新の研究により、アメリカ南西および中央平原において20世紀半ばより起きている干ばつは、それ以前の干ばつより乾燥し長期にわたる可能性があると発表しました。人類の排出した温室効果ガスが激しい干ばつを起こすリスクを増加させる要因となっていると報告しています。

 1930年代のこの地域の干ばつは10年単位で続いていたことが木の年輪の調査などから分かっていますが、現在進行中の干ばつは場合によると30〜35年続くと危惧されています。しかも、21世紀半ばまでに温室効果ガス排出量の増加が止まったとしても、大干ばつが起こる確実性は60%以上で、万が一、温室効果ガス排出がこのまま増加し続ければ気温上昇で土壌中の水分がさらに蒸発し、確実性は80%となり、広大な農業地帯を抱える地域であることからも、社会全体に甚大影響を与えると研究チームは警鐘を鳴らしています。

 (鳥取県地球温暖化防止活動推進センター 関口浩太)
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