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vol107安全こだわる市民農園 2017/04/23
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vol105温暖化対策にどう取り組む 2017/01/30
 
vol.107 安全こだわる市民農園


2017.4.23
 
 安心・安全でおいしい−。誰でも気軽に野菜作りを楽しめる「市民農園」が、鳥取市内で人気だ。農薬や化学肥料を使わない“こだわり派”が多く、交流や学びの場にも活用される。菜園生活に求められる堆肥や農業雑誌も種類豊富で、自然順応の営みを目指す人たちを応援する。市民農園の現状は。

交流や健康づくり、農地保全にも 生活に“楽園” 鳥取で人気

農薬や化学肥料を使わないこだわり派≠ェ増えている市民農園=鳥取市滝山
公園内の落ち葉や剪定くずなどでできた有機質堆肥=鳥取市の布勢総合運動公園

◆ 語り合う

 「わあっ、ミミズがいる」

 「土が肥えているからだよ」

 4月中旬、桜吹雪の舞う鳥取市滝山の市民農園。近くに住む道脇富恵さん(75)が、今春就職したばかりの孫娘とこんな会話をしながら共に草取りに汗を流した。

 市民農園を借りて5年目の道脇さん。こだわりは、農薬や除草剤を使わない栽培だ。「うちの野菜はおいしくて安全。友達や家族に自慢しながら食べてもらえるのが、何よりうれしい」

 畑にはホウレンソウやネギが植えてあり、孫娘が「作ってみたい」と初挑戦したジャガイモの芽も土の中から頭をもたげてきた。これからナスやピーマンなどの苗を購入して植える予定だ。

 毎年、有機質堆肥を投入するので土が柔らかくなった。多くの微生物が生息する土壌環境が整ってきたのだろう。ミミズやカエルがあちこちに見える。「土づくりができると、野菜の味も良くなる」と感じる。

 孫娘は日曜日ごとに農園を訪れる。道脇さんは「農作業を通して孫娘と触れ合い、自然の営みや環境の大切さを語り合うのが何よりの喜び。健康づくりにもなる」と目を細める。

◆ 初 心 者

 長年勤めた会社を定年退職した市内の男性(60)が、スコップで黙々と土を起こしている。額に浮かぶ汗が光る。除草剤を使わないので、冬越しの草の芽を抜いているという。

 「農作業は楽しいよ。ストレスが発散するから」。天気のいい日は必ず作業に訪れる。

 農業は初心者なので、市民農園の仲間から手ほどきを受けたり、園芸雑誌を読んだりして学ぶ。有機質堆肥をたっぷり使い、作物の生育をじっくり観察し、必要な時に手を入れる。自分なりに作業のポイントを押さえる。

 男性は「農業の奥は深いね。分からないことばかりだけど、頑張った分だけおいしい野菜を収穫できる。遊休農地の環境保全にも役に立つと思うと力が湧いてくる」と言い、菜園生活を満喫する。

◆ 無料堆肥

 菜園を営む上で欠かせないのが堆肥。ホームセンターなどには多種類の堆肥が並ぶが、鳥取市の布勢総合運動公園は年3回、手作りの有機質堆肥を希望者に無料で配布、人気を呼んでいる。

 公園内から大量に出てくる落ち葉や剪定(せんてい)くずなどを集めて、1年以上も発酵させて製造する。袋を持参する人に、持てるだけの堆肥を自由に分けている。

 担当者は「家庭菜園の愛好者から年々、問い合わせが増え、配布の量が増えている。安全な野菜作りに大いに役立ててほしい」とエールを送る。

 家庭菜園ブームを反映し、有機栽培や無農薬栽培などを指南する書籍の売れ行きも好調だ。今井書店吉成店(同市叶)では、店頭に並ぶ園芸雑誌の種類が豊富で、多くの市民が手に取り迷いながら購入。中高年層を中心に、無農薬の野菜作りを求める人たちの増加をうかがわせる。

 同市内には遊休農地を市が借り受けて、市民に貸し出す市民農園が8カ所ある。1区画が10坪(33平方メートル)と20坪(66平方メートル)の2種で、約400区画がほぼ全て埋まっている。このほか、自治会やNPO法人が運営する農園も各所にある。

 安全でおいしい野菜作りだけでなく、交流や健康づくり、レクリエーション、さらに環境保全…と、市民農園は多くの市民の“楽園”となっている。同市農業振興課の岡本芳奈主幹は「気軽に農業と触れ合ってほしい」と利用を勧める。

トップが語る環境問題

豊かな鳥取 商品でPR

ブリリアントアソシエイツ
(鳥取市大榎町)
代表取締役 福嶋 登美子

 鳥取をもっと盛り上げたいというコンセプトで、グルメ、観光、美容などに携わっています。女性らしさを追求した商品開発を目指し、ピンク華麗(カレー)やピンク醤油(しょうゆ)、ピンクマヨなどを販売し、おかげさまで国内外でも注目していただけるようになりました。

 先日はタイのファミリーが、関西国際空港からわざわざレンタカーでカレーを食べに来てくださり感銘を受けました。これも鳥取の豊かな大地で育った原材料のビーツがあるおかげです。すばらしい素材が育つ鳥取の自然環境に感謝し、これからもピンクのオリジナル商品を抱え鳥取をPRしたいと思います。

地球温暖化はいま

増え続ける世界の自動車 エコカーに経済性の課題

 現代の私たちの豊かな暮らしに切っても切り離せないものの一つに自動車があります。この便利な道具、今から約130年前に、ドイツ人のベンツさんやダイムラーさんが手作りして走らせたのが始まりで、その後ディーゼルさんが新型のエンジンを開発したり、アメリカ人のフォードさんが生産方式を工夫したりして発展・普及してきました。

 グラフは、2014年末現在の世界の4輪車の普及状況です。全世界で約12億台、そのうちアメリカが約2・6億台、中国が約1・4億台、日本が約0・8億台といった順序です。

 アメリカでは1・2人に1台、日本やドイツなどの先進国では1・6人から1・7人に1台、世界の平均では6人に1台といった水準です。ちなみに鳥取県ではアメリカ並みの1・3人に1台となっています。

 今後は、中国やインド、ベトナムなどでさらに普及が進むとみられており、長期的には、21世紀後半に向けて大幅な人口増加が予測されているアフリカの人たちが自動車の利便性を十分に満喫するまで世界の自動車は増え続けるのではないかと考えられます。

 この自動車、私たちの社会にとってマイナスの側面も持っています。交通事故、交通渋滞、大気汚染、騒音、地球温暖化などです。現在の世界の温室効果ガスの排出量のうち、約2割弱が自動車からといわれています。従って、このまま普及が進むのであれば、並行してこれらのデメリットを取り除く抜本的な技術開発が強く求められます。

 すなわち、自動運転、バイオ燃料、排ガス処理装置、電気自動車、燃料電池自動車などが、経済性の課題を克服して全世界に広がることが不可欠となっています。

 (岡崎誠、鳥取県地球温暖化防止活動推進センター長)

    ◇  ◇

 世界中で深刻化する地球温暖化の現状や対策について、鳥取県内の研究者に報告してもらいます。

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