
地域伝統芸能の祭典『日本のまつり・2009鳥取』が10月10、11日の2日間、鳥取市の4会場で、華やかに開催される。祭典には、県内外や海外からも地域伝統芸能の灯を受け継ぐ多彩な団体が出演。国内最大規模の地域伝統芸能まつりとして、注目されている。
麒麟獅子舞(鳥取市)

「日本のまつり・2009鳥取」は、現在、県東部因幡一円(鳥取市、岩美・八頭・智頭・若桜町)で開催されている「2009鳥取・因幡の祭典」の記念イベント。「第17回地域伝統芸能全国フェスティバルとっとり」と「第9回地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会とっとり」の愛称として親しまれている。
まつりには、地元の地域伝統芸能の代表格「麒麟獅子舞」や「因幡の傘踊」など、約140団体をはじめ、県外は「竿燈まつり」(秋田県)や「越中八尾おわら風の盆」(富山県)など19団体が出演。海外からは、韓国や中国をはじめ、ドイツ、ロシアなど5地域から7団体、計約160団体がそれぞれの地域を代表し、自慢の地域伝統芸能を華やかに披露。全国や海外の地域伝統芸能が一堂に集う一大イベントとして、さらに、鳥取の魅力の情報発信の好機として期待されている。
まつり本番に先立って催される前夜祭は9日、開幕。オープニングセレモニーのあと、午後6時半から鳥取市の若桜街道(旧鳥取県観光物産センター前交差点−鳥取市役所第2庁舎前交差点)を舞台に、県東部の麒麟獅子舞約40体をはじめ、倉吉牛鬼&女みこし(倉吉市)や米子がいな万灯(米子市)6基が約2時間にわたってパレードし、開幕に花を添える。
会場はメーン、サブを含めて4会場。メーン会場のとりぎん文化会館(梨花ホール)では、「因幡の傘踊」や「麒麟獅子舞」などの地元や秩父祭、隠岐国分寺連華会舞など、全国の代表的な地域伝統芸能のほか、韓国、中国、ロシア、ドイツの伝統的な踊りも祭典を盛り上げる。
一方、サブ会場のコカ・コーラウエストスポーツパークでは、「食のみやこ鳥取県フェスタ」と同時開催により、県民体育館で、「貝がら節踊り」(鳥取市)や「米子がいな太鼓」(米子市)のほか、「よさこい鳴子踊り」(高知県)などをメーン会場同様、県内外や海外の伝統芸能を披露する。
また、JR鳥取駅前(風紋広場)の特設ステージでは、鳥取市制120周年を記念し、「京都六斎念仏」(京都府)をはじめ、県民オン(温)ステージでは、公募した「和太鼓」や「手笠踊り」「ゆかむり唄」などの地域伝統芸能が鳥取の玄関口で華やかに披露するほか、もてなしゾーンとして、因幡の温泉の「足湯」を提供する。
さらに、最終日には、2日間を通して出演した団体など約30団体が県都・鳥取市のメーンストリート・若桜街道で交流のパレードを行い、地域伝統芸能が一堂に集った一大イベントに幕を下ろす。
県文化政策課は「全国の多彩な地域伝統芸能を鑑賞できる絶好の機会。ぜひ、会場に足を運んでほしい」と話している。



鳥取県の海の幸・山の幸が一堂に集う食のイベント「食のみやこ鳥取県フェスタ」は10、11日の2日間、鳥取市布勢のコカ・コーラウエストスポーツパークで「日本のまつり・2009鳥取」と同時開催する。今回は、同時開催により「見る、食べる、楽しむ」の3拍子そろったイベントで多くの人たちでにぎわいそうだ。
同フェスタは「食のみやこ鳥取県」を県内外に発信することにより、県内の農林水産業の生産と販売を拡大するのが目的。
今回は「大地と海の恵みエリア」(農林水産物のPR)「鳥取の味エリア」(地産地消・食文化のPR)「ふるさと自慢エリア」(名物料理や加工品の販売など)の3エリア。
農林水産物をはじめ、ケチャップやジャム、味噌などの加工品を販売。自慢の郷土料理として、大山おこわや鹿野町の手打ちそばが試食できるほか、牛乳や鳥取和牛などを展示販売する。
また、地元グループによる名物料理として、気高町の五目おこわをはじめ、日野町のそば、鳥取市のとうふちくわ、干しハタハタなどを販売する。



食のみやこ鳥取県フェスタ
鳥取県は「日本のまつり・2009鳥取」の開催を機に、メーン会場のとりぎん文化会館の展示室とフリースペースで「地域伝統工芸展」と「観光物産展」を開く。
祭典には、県内をはじめ、多くの県外者が見込まれることから、鳥取県をPRしようと企画した。
地域伝統工芸展は、麒麟獅子頭のレプリカやしゃんしゃん傘、流しびななど、同祭典に関連する伝統工芸品約70点を展示。地域伝統芸能大賞支援賞を受賞した中山勘治さん作の麒麟獅子頭も展示する。
また、因州和紙、筆、硯、墨の「文房四宝まつり」もあわせて開催される。
一方、観光物産展では、伝統芸能出演地域の観光情報やポスターの掲示のほか、鳥取県の農産品や土産品など、特産品を販売する。
※JR鳥取駅から、とりぎん文化会館とコカ・コーラウエストスポーツパークへは2日間、シャトルバスを運行する。


