自らの体験を踏まえ、大学生に鳥取県内への就職を呼び掛けている「とっとり就活サポーター」(県内企業の若手社員)。都会からのUターンや地元就職を決断したのは、鳥取にも自分らしく働ける魅力的な企業、職場があったから。ふるさとで仕事にやりがいを感じ、充実した日々を送る“ふるさと就職伝道師”たちの思い、近況などを8回にわたって紹介する。
とっとりふるさと就職魅力発信事業

(1)同世代の社員から刺激 「大学の友人 招待したい」

大江ノ郷自然牧場・ひよこカンパニー(八頭町)
西村知香子さん



 「自分は将来何がしたいのか」−。就職活動のさなか、ようやく見つけたキーワードが「鳥取に関わる仕事」「ふるさとへの貢献」だった。

 東京農業大国際食料情報学部で農産物の流通などを学び、年間13万人が訪れる山あいの牧場にUターン就職した。入社2年目、鶏卵の受注と発送、カフェやレストランでの接客を担う。

 地域連携と6次産業を推進し、県東部屈指の観光スポットとして注目を集める同牧場。会社説明会で触れた「ここを日本一の観光地にしたい」という社長の思いに共感、胸に響く一言がUターンを決定づけた。 仕事にやりがい

 「学んだことを生かせる企業が鳥取にもあった。都会の会社より面白そうだ」。会社見学では、社員の表情が輝いて見えた。鶏卵やパンケーキなど、こだわり抜いた自社の商品への絶対的な自信が、仕事のやりがいにつながっていることを入社後に再認識した。

 「人口の少ない鳥取では都会の企業より社員一人の役割が大きいような気がする。それもやりがいの一つ」と考える。同世代の若い社員も多く、職場に刺激し合える雰囲気もある。今自分に足りていないと実感するもてなし、気遣いなどでスキルアップを図りながら「いつか農産物マルシェのようなイベントを手掛けてみたい」と夢を描く。

 学生時代、鳥取の魅力が何なのか、友人の問い掛けに返答できず、悔しい思いをした。でも今は違う。「いつか大学時代の友人を大江ノ郷に招待したい。良さを体感してもらえたら」。笑顔に自信があふれる。

学生の就職情報は「とっとり就活ナビ」が便利
http://furusato.tori-info.co.jp/?id=10040