自らの体験を踏まえ、大学生に鳥取県内への就職を呼び掛けている「とっとり就活サポーター」(県内企業の若手社員)。都会からのUターンや地元就職を決断したのは、鳥取にも自分らしく働ける魅力的な企業、職場があったから。ふるさとで仕事にやりがいを感じ、充実した日々を送る“ふるさと就職伝道師”たちの思い、近況などを8回にわたって紹介する。
とっとりふるさと就職魅力発信事業

(4)「したいのは福祉の仕事」 非福祉系学部の先輩多数

日翔会・特別養護老人ホームあいご(日野町)
高橋 直子さん(25)


介護の仕事をしながら資格取得を目指して取り組む高橋さん

 「私がしたいのは福祉の仕事だ」−。社会福祉法人「日翔会」の紹介ビデオを、倉吉市内で開かれた就職フェアで見て直感した。京都府出身。鳥取環境大4年生の時だった。ビデオには、生き生きと働く日翔会の先輩たちの姿があった。

 福祉の専攻ではなかったが、法人に思い切って話を聞いてみた。「働きながら資格を取得できる体制が整っている。興味とやる気さえあれば、全面的に協力する」という人事担当者の話で心は決まった。福祉系学部以外の先輩が多いのも、心強かった。

 現在、法人が日野町で展開する特別養護老人ホーム「あいご」で介護総合職として働く。入所者の体調管理や介助などに気を配る毎日だ。資格取得の制度を利用して介護福祉士実務者研修を修了。今は国家試験の合格を目指している。

 職場近くの社宅で1人暮らし。「自然豊かな環境で住み心地がいい」。山あいの生活の快適さを強調する。

 現場では、認知症の人とのコミュニケーションに難しさを感じる。「相手のことを考えながら、何が一番良いことなのか」。常にそう考え、行動するようにしている。

 板についた鳥取の方言は、利用者との距離を縮めてもくれた。「ありがとう」「助かったわ」という感謝の声を聞いたり、ほほ笑んでもらえると、それだけで幸せな気持ちになる。

 「まずは国家試験合格が目標。多くの人に出会い、関わることで、介護の魅力を伝えていきたい」

2月の「とっとり就職フェア」のウェブサイトはこちら
http://www.plaza-tori.net/news/12233/