自らの体験を踏まえ、大学生に鳥取県内への就職を呼び掛けている「とっとり就活サポーター」(県内企業の若手社員)。都会からのUターンや地元就職を決断したのは、鳥取にも自分らしく働ける魅力的な企業、職場があったから。ふるさとで仕事にやりがいを感じ、充実した日々を送る“ふるさと就職伝道師”たちの思い、近況などを8回にわたって紹介する。
とっとりふるさと就職魅力発信事業

(6)地方でも勝負できる SEとして質高い製品を

ケイズ・ソフトウエア研究開発センター(米子市)
井田 有美さん(29)


入社後の研修でSEとしての知識、技術を身に付けた井田さん

 「インターネットがどこでもつながる時代。システムエンジニア(SE)の仕事は、地方にいても勝負できる」−。鳥取大工学部を卒業し、システムマネジメント事業を手掛ける「ケイズ」に入社して7年目。製品開発の部門でSEとして働く。

 京都府出身で、教員になるつもりで鳥取大に進学した。就職活動に励む友人たちに動かされ、軽い気持ちで大阪や鳥取県内で開かれた合同就職説明会に参加。教育や情報の分野に興味を持った。

 最終選考に残ったのは大阪の会社とケイズの2社。どちらを選ぶか悩み、知人や友人に相談した。

 家族は関西での就職を望んでいた。それでも大学4年間を過ごした鳥取の方が、自分の性格や生き方に合っていると思った。「私を歓迎してくれる鳥取の人のために少しでも役に立ちたい」とケイズに決めた。

 入社後は文系も理系も関係なく、同じ研修を受けて仕事に必要な知識や技術を身に付ける。文系学部出身でSEとして活躍している同僚もいる。産休や育児休暇後に職場復帰する先輩も多く、女性の働きやすい環境が整っている。

 今、所属しているのは、業種や職種の選定やニーズの抽出に始まり、研究開発、製品化までを行う部門。時にはリーダーを任されることもある。何もない状態からイメージを具現化するやりがいのある仕事だ。

 「いいものを作りたい人たちに囲まれ、いい仕事ができている。誰もが驚くような質の高い製品を鳥取から作り出したい」

東京・大阪・広島で開催する「とっとり・しまね企業ガイダンス」のサイトはこちら
http://furusato.tori-info.co.jp/?id=10520