自らの体験を踏まえ、大学生に鳥取県内への就職を呼び掛けている「とっとり就活サポーター」(県内企業の若手社員)。都会からのUターンや地元就職を決断したのは、鳥取にも自分らしく働ける魅力的な企業、職場があったから。ふるさとで仕事にやりがいを感じ、充実した日々を送る“ふるさと就職伝道師”たちの思い、近況などを8回にわたって紹介する。
とっとりふるさと就職魅力発信事業

(7)「文系でも大丈夫」 採用担当者の言葉後押し

 井木組(琴浦町)
大津優衣さん(24)


初心を忘れず、やりがいを感じながら仕事をする大津さん

 土木・建築工事を軸とした総合建設業の井木組に入社して2年目。工務管理部に所属し、書類作成での建設現場のサポートや安全管理などに携わっている。

 鳥取大地域学部で地域活性化策やまちづくりなどについて学び、就職活動をする上で「鳥取県に住んでいる人に役立つ、関われる仕事がしたい」という思いを強めていった。

 同社との出会いは合同企業説明会。大学の学部が文系で、建設の知識は全くなく不安だったが、採用担当者の「文系でも大丈夫」という言葉と、丁寧で分かりやすい説明に安心した。会社見学で女性が生き生きと働いている姿も見て、この会社に就職したいという気持ちが強まった。

 「入社して改めて建設業のことを知った。毎日が勉強だと思っている」。日々努力を重ねる中、「携わらせてもらった工事が無事終わり、完成したものを見るとうれしい。現場の方をとても尊敬している。サポートができることにやりがいを感じている」と充実した表情を浮かべる。

 “文系だから”ということにこだわらず、視野を広げて就職活動をしたことで得られた出会い。建設業は自分が学んだ地域活性化やまちづくりともつながる業種だと感じている。

 「まだ分からないことも多く、周りに聞きながら仕事をしている。とても働きやすく、職場の雰囲気もいい。もっと勉強し、仕事をスピーディーにこなせるようになりたい」。鳥取県に住んでいる人に役立つ仕事をしたいという初心を忘れず、研さんを積む。

建設業などに就職すると県の奨学金助成制度が利用できます
http://www.pref.tottori.lg.jp/251627.htm