大学を卒業した若者たちが、ふるさとの鳥取県内の企業で生き生きと仕事に打ち込んでいる。働きがいのある企業は県内にもたくさんあり、自分らしく働ける企業と巡り合うことができる。就職活動中の大学生に県内就職の魅力を発信するため、鳥取県が「とっとり就活サポーター」として任命した県内の若手社員らに、就活当時の体験や今の思いを聞いた。8回にわたって紹介する。(随時掲載)
とっとりふるさと就職魅力発信事業

(1)自分の個性生かせる

鳥取銀行(鳥取市)
谷口詩織さん(29)


行員向けの研修を担当している谷口さん

 地元鳥取大を卒業して入行し、7年目。支店勤務を経て、本部の人事部人材開発室で行員向けの研修を担当している。

 就活を本格化させた大学3年生の秋の時点で意中の職種はなく、自分に合った企業探しから始めた。県内外両にらみでの就活だった。

 鳥取銀行との出合いは、その年の年末にあった地元合同企業説明会。大手就職先が限られる地方では、地域経済をリードする地方銀行の知名度は高く、真っ先に話を聞いた。

 仕事の内容を知れば知るほど、銀行のイメージが変わった。「さまざまな人の人生のイベントに、いろんな形で絡んでいける、そんな気がした。ここなら自分の個性を生かせる」

 親元を離れて暮らしてみたい気持ちもあったが、親しい友人もいて幼少期から築いてきた人間関係がある鳥取での就職は「社会人になってからの自分をイメージしやすかった」という。地域経済を支え、その中心にいる企業への就職を選んだ。

 家族も県内就職を望んでいるようだった。実家から通勤できることで、生活面でも家族に支えられ、仕事に100%力を注ぐことができた。「仕事モードから開放され、趣味の時間などで息を抜くタイミングも、環境もあった。それがなければ、(仕事が)続いていたかどうか分からない」と振り返る。

 新入行員らと接することで、自分も今、成長している。「法人営業や融資の仕事を経験してみたい」。声が弾む。

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