大学を卒業した若者たちが、ふるさとの鳥取県内の企業で生き生きと仕事に打ち込んでいる。働きがいのある企業は県内にもたくさんあり、自分らしく働ける企業と巡り合うことができる。就職活動中の大学生に県内就職の魅力を発信するため、鳥取県が「とっとり就活サポーター」として任命した県内の若手社員らに、就活当時の体験や今の思いを聞いた。8回にわたって紹介する。(随時掲載)
とっとりふるさと就職魅力発信事業

(2)気楽にインターンシップ

イサナドットネット鳥取営業所 (鳥取市)
林 宏彦さん(24)


「その企業で働く人と直接話せることがインターンシップの
魅力だと思う」と林さん(左)=鳥取市元魚町2丁目のイサ
ナドットネット鳥取営業所

 「まさか自分がIT企業に就職するなんて」。就職活動するまで全く頭になかった業界でソフトウエアエンジニアとして働く毎日に、一番驚いているのは自分だ。尊敬できる上司や先輩に、「鳥取の食材は最高」と趣味の料理を楽しむ休日。満足度高めの社会人1年生に導いてくれたのは、インターンシップだった。

 岐阜県出身。鳥取環境大に進学し、「人柄や環境が自分に合う」と県内就職を希望した。3年になり、食品業界を何となく思い描いたものの、具体的な行動に至らず秋を迎えていた。

 転機はゼミの友人が同社のインターンシップにいつの間にか参加していたこと。インターンシップそのものに「その企業への強い思いがないと参加しにくい」と及び腰だったが、楽しげに話す友人のおかげでイメージが変わった。「考え過ぎていたかな」と、早速自分も申し込んだ。

 研修中はロボットによる鳥取の観光案内業務を可能にするアプリ作成に挑戦し「予想以上に楽しかった」。入社後に学びながら活躍する文系学部出身者に勇気づけられた。困って手が止まるとさりげなくフォローし、どんな質問も丁寧に答えてくれる先輩など、会社を包む雰囲気も好みだった。「ここの一員になれたら」。研修後、迷いなく採用試験を受けた。

 「今、就職活動で何をしたらいいか分からない人、興味ある業界がはっきりしない人ほど、インターンシップを薦めたい」。会社概要や企業説明会だけでは知り得ない情報が転がっていたからだ。
 「研修生が来てくれたら、今度は僕が鳥取で楽しく働く姿を見せて、後に続いてくれる人を増やしたい。それが今の自分にできる地域貢献にもなる」。就職活動の経験を惜しみなく話す準備は万端だ。

鳥取県インターンシップのサイトはこちら
https://www.tottori-internship.net/