「第79回米子市秋の文化祭」の展示部門が8日、米子市美術館で始まった。トップを切ってチャーチル会米子(赤木勇夫幹事長)などの作品展3展が12日まで開かれ、来場者らが芸術の秋を楽しんでいる。
チャーチル会米子は33~101歳の会員53人が所属し、毎年春と秋の作品展に向けて腕を磨いている。今展では46人が出品し、油彩画を中心として風景や人物を描いた力作計94点が並んだ。
雪が彩る大山と日野川沿いの田園風景を描いた「冠雪の大山」、荒波のしぶきを迫力あるタッチで捉えた「ざわつく磯」、海を望む松林を印象的に表現した「夏が来る」などが目を引き、来場者らは足を止めては一つ一つの作品に見入っていた。赤木幹事長は「自由に好きな絵を描く会。会員の1年間の集大成を楽しんでもらえれば」と話した。
市美術館では他に「第54回美術集団ゼム作品展」と「第38回米子写真倶楽部作品展」が開かれている。