鳥取県警が飲酒運転に関する情報をインターネットの専用ページで受け付け、捜査や取り締まりに活用する「飲酒運転させん箱」の運用から1年がたった。県警は一定の効果を上げられたとしつつも、新型コロナウイルス禍明けで増加傾向にある飲酒運転に気をもみ、根絶に向けて一層の情報提供を呼びかけている。
させん箱は、「飲酒運転をしている運転者の情報」や、「酒類を提供するお店が、客が車で来ていることを知りながら酒を提供している」などの情報提供を想定し、昨年9月に専用ページが開設された。
県警は、これまでに寄せられた情報提供の件数を公表していないが、させん箱の設置以降、県警へ寄せられた電話などを含む容疑情報の総計は「過去1年間と比べて約2倍になった」としている。寄せられた情報を基に飲酒運転の摘発につながった例もある。