こだわりのロック喫茶オープン 米子市、生演奏の迫力再現

  • スピーカーに向かって座席が整然と並ぶ店内=9月20日、米子市淀江町佐陀
  • こだわりのロックの音を追求する店主の木下さん

 1950~60年代のロックやブルースのオリジナル盤レコードを当時の英国や米国などの一般家庭で使われていたオーディオ機器で再生する喫茶店「ロックンロールレコード」が米子市淀江町佐陀にオープンした。生演奏の迫力を再現することにこだわった音が聴く者を圧倒し、訪れた音楽ファンは荒々しくも躍動感のある音に魅了されている。

 スピーカーに向けて整然と並ぶ客席は1人掛けが中心で対面席はなく、店内にはストイックな雰囲気が漂う。椅子に座ってスピーカーから放出される音を浴びるのがこの店の流儀だ。

 店を営むのは同市出身で2年前に東京からUターンした木下浩史さん(52)。30年間、東京に住み、遺跡の発掘調査やフリーカメラマンの仕事で生計を立てた。「好きなことをやって生きる」と決め、2年前に帰郷。国道9号沿いの空き店舗をほぼ独力で改装し、今年6月、ロック喫茶をオープンした。

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