躍動感ある演技に魅了 とりアート東部フェスタ

 鳥取県内の文化活動者が活動の成果を披露する、第20回県総合芸術文化祭・とりアート2022(実行委主催、新日本海新聞社特別後援)の東部フェスタが26日、とりぎん文化会館で始まった。初日は午前から岩美龍神太鼓や、鳥取大ダンス部の面々が躍動感ある演技を披露し、幕開けを飾った。

 2002年の「国民文化祭とっとり」で高まった機運を継承するため始まった県民参加型の文化祭。ステージには2日間で計17組が出演する。会場には公募などで寄せられた絵画やオブジェといった作品も展示されている。

 オープニングアクトを務めた岩美龍神太鼓は、地域おこしの一環で数十年前に町民らが立ちあげた太鼓グループ。ばちを大きく振り上げて力強く演奏し、体の内側まで震えるような重低音を館内に響かせた。

 コロナ禍でイベントへの出演が減り、聴衆の前で演奏するのは約1年ぶり。メンバーの羽田隼也さん(36)は「こんな緊張感は久しぶりに味わった。これからも演奏を通じて岩美町をPRしていきたい」と話した。

 鳥大ダンス部は、1、2年の部員27人がロックやヒップホップなど五つのジャンルに分かれて踊りを披露。田中天部長(20)は「自分自身は失敗してしまったが、その分、メンバーの成長を感じられるステージだった」と振り返った。

 
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