幕末の鳥取藩に馬具の鞍(くら)作りと神社建築の二刀流で名工とうたわれた小倉園三郎(おぐらそのさぶろう)(1785~?)が再評価されている。竜の彫刻で有名な琴浦町赤碕の神崎神社を再建したことで知られ、鳥取市滝山の郷土史家、大田勝也さん(78)が長年、園三郎の生涯を追ってきた。その業績はほぼ分かってきたが、没年と墓の場所が未解明のまま。大田さんは「幕末に多芸に秀で、二刀流を成し遂げた園三郎を知ってほしい」と郷土が誇る人物の再発掘を呼びかける。(森原昌人)
幕末の鳥取藩に馬具の鞍(くら)作りと神社建築の二刀流で名工とうたわれた小倉園三郎(おぐらそのさぶろう)(1785~?)が再評価されている。竜の彫刻で有名な琴浦町赤碕の神崎神社を再建したことで知られ、鳥取市滝山の郷土史家、大田勝也さん(78)が長年、園三郎の生涯を追ってきた。その業績はほぼ分かってきたが、没年と墓の場所が未解明のまま。大田さんは「幕末に多芸に秀で、二刀流を成し遂げた園三郎を知ってほしい」と郷土が誇る人物の再発掘を呼びかける。(森原昌人)