鞍作りと神社建築の二刀流 小倉園三郎を再評価 未解明没年と墓、今後も追跡

  • 小倉園三郎の生涯を追い続ける郷土史家の大田勝也さん
  • 小倉園三郎が棟梁として建築を手がけた琴浦町の神崎神社本殿の竜の彫刻。2015年に当時の黄金の目が復元された

 幕末の鳥取藩に馬具の鞍(くら)作りと神社建築の二刀流で名工とうたわれた小倉園三郎(おぐらそのさぶろう)(1785~?)が再評価されている。竜の彫刻で有名な琴浦町赤碕の神崎神社を再建したことで知られ、鳥取市滝山の郷土史家、大田勝也さん(78)が長年、園三郎の生涯を追ってきた。その業績はほぼ分かってきたが、没年と墓の場所が未解明のまま。大田さんは「幕末に多芸に秀で、二刀流を成し遂げた園三郎を知ってほしい」と郷土が誇る人物の再発掘を呼びかける。(森原昌人)

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