3年ぶりに行動制限がない年の瀬を迎え、年末年始を地元で過ごす人たちの帰省ラッシュが29日、始まった。鳥取県内の駅や空港などは次々と帰省客が降り立ち、出迎えた家族らでにぎわった。帰省は30日にピークとなり、Uターンは1月2、3両日を中心に混雑することが見込まれる。
午後1時20分過ぎ、JR米子駅にはリバイバル運転している国鉄色の特急やくもが到着。列車が停車すると、車内からは大勢の帰省客が姿を現し、帰りを待ちわびていた家族らとの再会を喜んだ。京都府から米子市の実家に帰省した専門学校生、田中ももさん(19)は「冬休みで帰省した。年末年始は親戚が集まるので、みんなとの時間を楽しみたい」と話した。
JR中国統括本部によると、年末年始の山陰発着の特急の指定席予約状況は、帰省は30日、Uターンは3日にピークを迎える見通し。3日17時以降は少し空席があるという。
空の便は、鳥取砂丘コナン空港発着の羽田便は、羽田発が29、30両日がほぼ満席。鳥取発は1日に空席があるが、2日以降はほぼ満席状態で5日までピークが続く。米子鬼太郎空港発着の羽田便は、羽田発が29日から31日にかけて満席。米子発は1日に若干空席があるが、2~5日はほぼ満席となっている。
長距離バスは、鳥取―大阪・神戸線は、下りは29、30両日、上りは2、3両日がほぼ満席。米子―神戸・大阪線は、下りが29日から31日にかけてほぼ満席。上りが2日から4日にかけてほぼ満席。いずれも10日まで増便して対応している。