「どら焼き」「ヤギのミルク」使用 サステナブルなクラフトビール開発

 アサヒグループホールディングスの新会社「アサヒユウアス」(東京都)と大根島醸造所(松江市八束町江島)が、共同でサステナブルクラフトビール「山陰どらやきHazy」を開発した。原料に規格外のどら焼きや売れ残ったヤギのミルクを使用。おいしさを追求しながらフードロスの削減を図っている。

 アサヒユウアスが山陰地区の複数の共創パートナーとフードロス削減や地域産業活性化を目指す取り組みの一環で、同醸造所と共同でレシピを開発した。

 全原料の約10%を和菓子メーカー「丸京製菓」(米子市)の製造工程で出た規格外のどら焼きが占め、ジェラート・ハンバーガー店「Lago SENTO宍道湖北」(松江市)で売れ残ったヤギのミルクなども使用。同醸造所で醸造し、糖化工程時に細かくしたどら焼きと麦芽を投入してヤギのミルクを麦汁に加えて発酵、熟成させ、アルコール度4%に仕上げている。同醸造所の門脇淳平社長は(44)は「どら焼きの味やヤギのミルクの癖のある臭いはしない。甘口で味が濃く、カレーなどさまざまな料理に合う」と自信を見せる。

 規格外のどら焼きは店頭での試食などで利用されていたが、コロナ禍で試食展開ができない状況になってからは廃棄処分され、ミルクも観光客の減少で売れ残るようになったという。門脇社長は「サステナブルのクラフトビールという背景を思いながら、本格的な味わいを楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 ◇1本(330ミリリットル)税込み869円。アサヒユウアスと大根島醸造所のECサイト、同醸造所などで計5千本販売している。

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