列車に揺られ地酒満喫 若桜鉄道 飲み比べ楽しむ

 八頭、若桜の両町を走る若桜鉄道で7日、地酒や地元の食を車内で味わう貸し切りの「地酒列車」が運行した。沿線の酒造が製造した銘柄や地元産の酒米を使った日本酒、リキュールが提供され、参加者たちは車窓の景色を眺めながら飲み比べを楽しんだ。

 観光列車を活用して沿線の魅力向上につなげようと、八頭町観光協会が企画。参加した18人は、「弁天娘」などを手がける太田酒造場(若桜町若桜)で酒蔵や製造工程の見学を終えた後、観光列車「若桜号」に乗り込んだ。

 車内に用意されたのは、太田酒造場、田中農場(八頭町下坂)、北岡本店鳥取工場販売所(八頭町坂田)が製造、または販売している地酒6種。サバを使った特製弁当も振る舞われ、乗客となった参加者はほろ酔い気分で列車の旅を満喫した。

 八頭町郡家の下田敏夫さん(74)は「おいしい酒を飲みながら交流もできる。楽しい時間を過ごせた」と笑顔で話した。

 
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