卯(う)年にちなみ、神話「因幡の白うさぎ」の伝承地として鳥取県をPRし観光促進を図ろうと、県観光交流局の職員が9日、鳥取市白兎の白兎神社を参拝した。職員は頭にウサギのかぶり物を装着し、ウサギになりきって回復の兆しが見える観光業の飛躍を祈願した。
同局の職員9人が参拝。拝殿前で鈴木俊一局長が「白兎神社の御利益にあやかり、観光業の回復とビジネスの縁結びがありますよう」と願いを言葉にし、二礼二拍手一礼した。
同局によると、全国旅行支援や行動制限の緩和などが影響し、昨年12月の県内の宿泊施設の利用者数はコロナ禍前の2019年同月比で98%まで回復しているという。鈴木局長は「観光業も随分とにぎわいを取り戻しつつある。米子ソウル便の運航再開も実現させ、ウサギのように跳びはねるような飛躍の年にしたい」と意気込んだ。