白熱の雪上バトル 3年ぶり「兵庫県雪合戦大会」 県内外の200人が攻防

 「兵庫県雪合戦大会」(実行委主催)が4日、香美町小代区実山の小代中グラウンドで開かれた。コロナ禍で3年ぶりの開催。県内外の子どもから大人まで約200人が参加し、雪を溶かすような白熱した試合を展開した。

 雪を地域資源として活用し町を盛り上げようと企画。今年で23回目。新型コロナウイルス感染対策でチーム数を制限し、一般の部11チーム、ジュニアの部9チームの計20チームが雪合戦を通じて親睦を深めた。

 コロナ禍前には、雪不足で頭を悩ませた年もあったが、今年は積雪30センチの一面雪のコートが出来上がった。試合開始前、田淵隆弘実行委員長は「規模縮小となったが、開催できて良かった。和気あいあいと楽しみながらプレーしてほしい」と選手を激励した。

 試合はコート内に選手が7人ずつ入り、公式の室内球を用いて対戦。開始と同時に駆け出してシェルターに身を潜め、チャンスをうかがいながら、相手に球を投げたり、果敢にフラッグを奪いに行ったりと、一進一退の攻防を見せた。

 フラッグ奪取に成功した「余部スノーセブンズ」の矢引友盛君(12)=余部小6年=は「行けると確信して駆け抜けたので、フラッグを取れてとにかくうれしかった。3年ぶりの大会はめちゃくちゃ楽しかった」と笑顔を見せていた。

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