バレンタインデーを前に、北栄町由良宿の同町図書館で11日、花を使って感謝を伝えるイベントが開かれた。参加者30人は、町産のチョコレート色のストックなどを使って花の髪飾りを作り、撮影ブースで笑顔で写真に納まった。
近くの花工房あげたけと、JA鳥取中央大栄花き部会などが開催した。参加者はストック、スターチス、スイートピーなど、色とりどりの花をカチューシャに取り付けられたスポンジに挿し、オリジナルの花飾りを作ると、チョコレート色の背景の撮影ブースで身に着け、写真撮影した。
同町下神の自営業、橋谷省子さん(75)は「花が、嫌な事や悩み事を吸い取ってくれたようですっきりした。すごい力がある」と満足そうだった。
同部会の平信誠史部会長(40)は「喜んでもらえて開催したかいがあった。花の消費につなげ、生産者も増やしていきたい」と話した。12日まで同所で、13、14両日は同社ローソン店で、既製のヘアアレンジを使用するフォトブースが設けられる。(加嶋祥代)