「心身充実」成果を紹介 健康経営実践セミナー

 事業主や企業の労務担当者を対象にした「健康経営実践セミナー」(鳥取県、協会けんぽ鳥取支部、新日本海新聞社主催)が15日、オンラインと県民ふれあい会館(鳥取市扇町)で開かれた。健康経営優良法人に5年連続認定されているタック(岡山県)の瀧川信二社長が講演し、社員の健康管理は企業経営に重要な役割を果たすと指摘した。

 同社はシールドトンネル工事の設備開発などを手がける企業。社員の健康改善に向けて、歩数記録による運動促進や健康診断後の二次検査受診の声かけ、備前市と連携した料理教室などを実施している。

 瀧川社長は「声かけが社員の大腸がんの早期発見や治療につながった」などの成果を報告し、「家族に接するように社員の健康を気に掛けることが大切。社員が心身共に健康で充実した状態でいられる環境を目指して取り組む」と話した。

 また、県と協会けんぽ鳥取支部が実施する「健康経営マイレージ事業」で知事表彰を受けた田中工業(鳥取市秋里)は、建築廃材を活用した同社独自の健康経営について事例を紹介した。(荒尾京香)

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