目のかゆみや鼻水に悩まされる花粉症シーズンが到来した。今年は花粉の「豊作年」にあたり、鳥取県内でも平年よりも多い飛散量が見込まれる。すでに薬局には薬を買い求める人が増えており、病院などは早めの対応を呼びかけている。
■飛散量125%
民間気象会社ウェザーニューズ(千葉市)は、鳥取県内の花粉の飛散量は昨年比で96%だが、平年比では125%と予想。中・四国地方は2月下旬~3月下旬がスギ花粉、3月下旬~4月中旬にヒノキ花粉が飛散のピークを迎えると見込む。
県林業試験場(鳥取市河原町稲常)によると、花粉の飛散量は前年の6~8月にできた雄花の芽の数によって決まるという。昨年は降水量も少なく日照時間も長かったため雄花の芽が増え、今年の花粉飛散量増加につながった。花粉は1月ごろから飛散を開始。雪や雨の日は落ち着くが、晴れた日には注意が必要だ。
■売り上げ1・5倍
「いつもより花粉症対策グッズの動きが速い」と話すのはドラッグストアエーススーパーモール鳥取店(同市古海)の網浜健司管理薬剤師。
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