税理士記念日に合わせて23日、中国税理士会の鳥取県内3支部は、県内4会場で税の無料相談会を開いた。社会貢献の一環で毎年実施。来場者は各支部所属の税理士に確定申告など税に関する助言を求めた。
60人が相談 鳥取会場
○…鳥取支部(岸本信一支部長)による無料相談会は鳥取市のとりぎん文化会館であり、事前予約者を含む約60人が来場した。
会場では税理士7人が個別ブースに分かれ、1組約30分の相談に乗った。来場者は確定申告、贈与税、相続税、事業承継、インボイス制度などについて質問し、助言をもらっていた。
岸本支部長は「税理士は税金の専門家。敷居を高く感じることなく、安心して多種多様な相談をしてほしい」と話した。
倉吉は21人
○…倉吉支部(中村真一支部長)は、倉吉市山根のパープルタウンで無料相談を実施し、市民らの相談に耳を傾けた。納税意識の高揚や税理士制度の周知を目的に毎年開催している。
この日は税理士4人が三つのテーブルに分かれて対応し、21人が相談に訪れた。同支部によると、確定申告や相続税に関する相談が多かったという。
倉吉市の60代の男性は「確定申告の再確認のために相談に来た。大変助かった」と喜んだ。