「地方創生に逆行」 デジタル人材育成で東京23区内の大学定員増へ

  • 全国共通テストに臨む受験生。東京23区の大学のデジタル人材枠増員で、地方の人材流出の加速が懸念される=1月14日、鳥取市の鳥取大

 政府は、デジタル技術に詳しい人材を育成する情報系の学科・学部に限って東京23区内の大学の定員規制を2024年度にも緩和する方針を示した。23区の大学の定員増を28年3月末まで原則禁止とする法律が制定されたのは18年。今回の方針転換は、岸田政権の肝いり施策「デジタル田園都市国家構想」の推進が背景にある。鳥取県内からは、学生の東京一極集中を加速させる恐れがあるとして怒りの声が上がった。(浜中裕一朗、松本妙子)

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