「えべっさん」の愛称で親しまれている大阪市浪速区の今宮戎神社(津江英宮司代務者)の十日戎に奉仕する福娘の発表会が、大阪市中央区の国際会議ホール(大阪商工会議所内)で開かれた。留学生を含む43人の福娘がステージで自己アピールし、代表者3人が決定した。
2023年の代表者は平井亜弓さん(19)=神戸市、関西大▽三木優花さん(21)=枚方市、龍谷大▽吉沢真彩さん(21)=川崎市、上智大。
3日の代表選考会では、桂文枝さんの司会で福娘らが民謡や縄跳びなどそれぞれの特技を披露。チアリーディングの演技で審査に臨み、代表者に選ばれた吉沢さんは「笑顔と勇気と元気をみなさんにお届けできれば」と意気込んでいた。
選考後、福娘たちは赤色の着物に千早を羽織り、金烏帽子(えぼし)の正装で記念撮影した。
十日戎(来年1月9日~11日)は「商売繁盛でササ持ってこい」の掛け声で知られ、福娘らは参拝者に福ザサを授ける。新型コロナウイルス感染症対策として、「宝恵駕籠(ほえかご)行列」や神社周辺での露天商の出店は自粛する。