高校生ビジネスプラン・グランプリ南近畿地区 7チーム発表

 日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」南近畿地区プラン発表会が、大阪市北区の関西大梅田キャンパスで開かれた。全国から4996件(455校)がエントリーする激戦の中、ベスト100に入賞した大阪、奈良、和歌山各府県の7チームが若者ならではの自由な発想を披露。創業支援関係者ら4人のコメンテーターが論評とアドバイスを送った。

 昨年12月26日に開催。発表会では同キャンパスの冨山浩嗣事務局長、同公庫大阪創業支援センターの石原達志所長によるあいさつに続き、関西学院千里国際(チームNomunomu)、明星(NEXUS)、明星・常翔学園・N高・立命館守山・桐蔭学園中教校(キッザニア甲子園)ら7チームが登壇。

 「チームNomunomu」は、光や音で服薬時間を知らせる高齢者に優しい万能な薬箱「のもくん」を発表。メンバーの祖父母の「薬の種類が多く、管理が難しい」という悩みから生まれた。コメンテーターからは「パッケージのデザイン、ネーミングが良い。他商品との比較も行っている。医療・介護現場も人手不足で広がりを感じる」と高い評価を得た。

 他のチームからも、身近な課題を高校生らしい新しい発想で解決するビジネスプランが発表された。

 同公庫南近畿地区統括の田上和彦氏は「今回のテーマは一体感。皆さまにはきょうビジネスプランを発表した仲間がいる。この経験を生かしてこれからの高校生活を有意義に送ってほしい」と激励の言葉を送った。

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