守口市の西端勝樹市長(59)は11日、市役所で記者会見し、今年8月の任期満了に伴う市長選挙に立候補しない意向を表明した。「3期12年で、ある程度行財政改革のめどがついた」と述べ、政界を引退する考えも示した。
任期途中の3月中に辞職する考えも表明。経費削減と投票率向上のため、4月の統一地方選で市議選とのダブル選の実施を目指す。
会見で西端氏は、京阪守口市駅前の再開発や幼児教育・保育料の無償化などの実績を強調し、「燃え尽きた。節目は今だと判断した」と説明。後継は「指名しない。改革を継承、発展させてほしい」と述べた。
市選挙管理委員会によると、臨時特例法では2月10日~3月31日に辞職の申し入れがあった場合、市長選は4月23日投開票(同16日告示)の市議選と同日選となる。同日選により、選挙に要する費用は約5千万円削減できるという。
西端氏は大産大付高卒。守口市議を2期務め、2011年の同市長選で初当選した。