内場座長、結婚30年に花 夫婦共演 吉本新喜劇記念公演

 吉本新喜劇の元座長、内場勝則(62)が芸歴40周年記念公演の座長を大阪・なんばグランド花月(NGK)の本公演で務めた。夫婦役で共演の妻未知やすえ(59)とおそろいの衣装で登場。舞台上で“永遠の愛”を内場が告白する場面もあり結婚30年の節目に花を添えた格好。共演した乳首ドリルギャグの吉田裕(43)も妻は新喜劇に同期入団の座員、前田真希(43)で「僕らの目標。まさに理想の夫婦」と最敬礼。

 内場は1983年春にNSC(吉本総合芸能学院)を1期生として卒業。同期にダウンタウン、ハイヒール、トミーズの人気漫才コンビがいたがピン芸人として活動、85年に吉本新喜劇入団。99年から20年間座長を務めた。私生活では92年に同じ座員で芸歴では1年先輩のやすえと結婚。やすえは高校時代から天才少女漫才で注目され、新喜劇転向後も「初の女性座長間違いなし」と言われたが、夫内場の座長就任後は「同じ家庭に2人の座長はいらん」と就任打診をキッパリ拒否したことで知られる。内場の魅力について「舞台に立っている内場君が好き。尊敬できる人と結婚してよかった。今でも全部が好き!」と変わらぬ笑顔。

 現役の吉本新喜劇メンバー同士の夫婦は内場・やすえや吉田・前田の夫妻以外にも、元Wヤングの佐藤武志(68)・元小田真理の浅香あき恵(66)の漫才出戻り組、中條健一(57)・秋田久美子(47)の先輩男優によるマドンナ誘惑組、逆に森田まりこ(41)・清水啓之(39)は先輩女優による若手誘惑組がいる。

 新喜劇は男性座員が大半で、女性はごく少数。裏ではマドンナや脇役として引っ張りだこで、男優は多数から頭角を現すための生存競争を常に繰り広げているのが実情。吉田と清水は、結婚を契機に周囲が“結婚バブル”とうらやむ知名度と露出度のアップが見られた。座員総数110人の新喜劇で、次のウエディングベルは誰が鳴らすのだろう。

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