大阪市浪速区の難波八阪神社(粟辻勲宮司)で3日夜、伝統行事の節分祭が執り行われた。地域の親子連れのほか訪日外国人客ら多くの人々が足を運び、厄よけを祈願した。
境内では、これまでコロナ禍で取りやめとなっていた追儺(ついな)行事が3年ぶりに復活。ライトアップされた獅子殿で恒例の福豆まきや福餅まきが盛大に行われた。
年男・年女の氏子崇敬者らが景品札を同封した餅の小袋を豪快にまくと、高く手を伸ばした参拝者からは「取れた」「うれしい」といった歓声が上がった。
同神社総代会の位上謙二総代会長(78)は「皆さんの協力を得て久々に斎行することができた。今後も諸行事を通じて地域ぐるみで盛り上げていきたい」と話した。
境内では福銭の授与などもあり、多くの参拝者でにぎわった。