「大阪能楽大連吟」 舞台参加者を募集

 大阪能楽大連吟実行委員会は大阪・四天王寺で開かれる「大阪能楽大連吟」(5月14日)の公演で「地謡(じうたい)」として舞台に参加する人を募集している。

 能楽大連吟は一般の人が能楽師から稽古を受けて本格的な舞台に参加する取り組みで、2008年に京都で誕生した。大阪では18年に講師陣のうち齊籐信輔さん(46)=観世流シテ方=と今村哲朗さん(41)=同=が立ち上げ、同寺本坊・五智光院で毎年5月ごろに開催。これまで多くの参加者が荘厳な舞台に出演している。

 演目は「高砂」。希望者は初回オリエンテーション(19日午前10時、大槻能楽堂)を経て、全体稽古(全3回)や少人数稽古などに参加する。参加費は1万5千円、学生(大学まで)8千円、親子割(中学まで親と2人分)2万円。いずれも名札、稽古帳、オリジナル「高砂」CD、本公演弁当代を含む。

 齊籐さんは「人々が疎遠になっている世の中で一つの舞台を作り上げながら、日本の文化の良さを体感してほしい」、今村さんは「これを機会に能の世界に興味を持ってもらえれば」と参加を呼びかけている。

 申し込みは大阪能楽大連吟ホームページから。問い合わせは電話090(7484)3439、齊籐さん。

同じカテゴリーの記事