段ボールケースなど多彩な製品の製造販売を手がける東大阪市のマツダ紙工業(松田和人社長)は、新製品としてプロペラ機形の段ボール貯金箱キット(1個1320円)を発表した。単なるキットではなく、親子で夢を語りながら製作して絆を強め、完成品を掲げて写真撮影するイベントなどを開くことで地域活性化につながるプロジェクトとしての期待も込められている。
松田社長(60)が、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の舞台が地元・東大阪であることや、劇中で描かれた親子愛などに感銘を受けて提案した。「ドリームフライト」と名付けた機体(全長約40センチ)の風防部分に硬貨、胴体下部に紙幣の投入口をそれぞれ設置。やや大きな機体には将来の夢を自由に書き込むことができ、松田社長は「日々、目にすることで一歩でも夢に向かう励みとなる」と話す。
3月25、26の両日に泉佐野市のりんくうプレジャータウンシークル2階フードコート横イベントスペースでイベントを開催。午前10時~午後5時、各日とも50家族。参加無料。問い合わせは電話06(6728)8501、マツダ紙工業。