品評会で日本一にも輝いた「鳥取和牛」を味わってもらおうと、メニューで提供する「鳥取和牛フェア」が大阪市此花区のホテルで開かれている。従来はコース料理のみだったが、立地がテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に近く、春休みの卒業旅行シーズンを迎えたことから、若者を含む幅広い世代へとターゲットを拡大した。食べ応えのあるランチメニューが新たに登場し、「牛肉のおいしさを気軽に味わって」とPRしている。3月15日まで。
企画したのは、「リーベルホテルアットユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。創業者が同県出身であることが縁で、農水産物の生産が豊かな県産品を盛り込んだメニューを県と共同で創作しており、今回が第3弾となる。
鳥取和牛は赤身が濃く、とろけるような舌触りが特長で、「和牛のオリンピック」と称される品評会で好成績を収めるなどブランドが全国的に知られている。新設したランチメニューでは、内モモ肉をすべて採用している。
「鳥取和牛の炭火焼ハンバーガー」は、和牛100%のパティにヘレ肉の脂を混ぜ、風味豊かに仕上げた一品。「鳥取和牛ローストビーフ丼」は80グラム、120グラムの2種類で、肉質が柔らかく脂肪分が比較的に少ない部位の良さが味わえる。「鳥取和牛とゴルゴンゾーラのピッツアわさびソース」は、さっぱりとしたソースが肉の味を引き立て、テイクアウトも人気だ。
芳村元嗣総料理長は「鳥取和牛の内モモ肉はすごくうまみがある。牛肉ってこんなにジューシーでおいしいんだ、というところを若い方にもぜひ知ってほしい」とPRしている。
旬の県産食材をフレンチと和食の手法でアレンジした「鳥取づくしスペシャルコース」も前回に引き続き提供。和牛のほか青果、魚介類などシェフが厳選した食材を織り交ぜた8品を用意する。
ランチは「ハンバーガー」2千円など。ディナーは1万3千円。学生証の提示でドリンクが無料になる。午前11時半~午後2時、午後5時~同10時。