吉本新喜劇の川畑泰史座長(56)が、コロナで3年越しで延び延びになっていた「吉本新喜劇生活30+1周年記念公演」をなんばグランド花月で開催。NSC(吉本総合芸能学院)大阪第9期の同期生「ナインティナイン」岡村隆史(52)・矢部浩之(51)、「矢野・兵動」矢野勝也(52)・兵動大樹(52)、「へびいちご」島川学(52)・高橋智(52)、元「チュパチャップス」の星田英利(51)と宮川大輔(50)、福岡在籍時に同期扱いだった「博多華丸・大吉」博多華丸(52)、博多大吉(51)、元「葉緑体」杉岡みどり(51)が時を超えて結集した。
川畑座長による新喜劇の特別ロングバージョンを上演。すっちー(51)、酒井藍(36)の現役座長をはじめ、元座長の小籔千豊(49)、内場勝則(62)らも顔をそろえた豪華版。川畑は最も当たり役の屋台ラーメン店主を演じたが、アドリブ満載の構成にも関わらず予定通り2時間15分にピタリと収めるプロデューサーとしての敏腕ぶりを陰で発揮。いつも辛口コメントの後輩・小籔から「これだけのメンバーが新喜劇の舞台に出て、収めるのは相当難しい。さすがやなぁ」とほめられ照れる一幕も。
川畑は1991年に新喜劇入り。2007年座長就任。NGK本公演の新喜劇座長を最も多く務める傍らで、ミュージカル舞台やテレビドラマにも出演、演歌歌手・市川由紀乃とデュエットCDを出すなど年中休み無しでマルチな活動を続けている。「いろんな人に支えられ30年やってきたことをかみしめてやらせていただいた。これからの芸人人生で一生かけて恩返していきたい」と感無量。兵動が「この際、年1回ぐらい同期で全国を回れたらエェな。今回は矢部君も来てくれたんで、現実に5歩は近づいたでしょ」と9期生劇団結成を提案。同期で、場所を変えた打ち上げの席でもこの話題で盛り上がった。