ボタンで知られる日本庭園「由志園」(松江市八束町波入)で12日、華道家の假屋崎省吾さん(65)の作品展の内覧会が開かれた。ボタンを中心とした花と流木などを組み合わせた作品約30点が披露された。13日に開幕し、3月31日まで。
13回目となる今展は花札の図柄をモチーフに園内全体で假屋崎ワールドを展開。庭園の玄関口には、シンビジウムと梅、流木を使った作品が展示され、来園者が一足早く春を感じられるようになっている。開花調整によって一年中ボタンが咲く「牡丹(ボタン)の館」では、ピンクに塗ったウンリュウヤナギとボタンの作品を楽しむことができる。
園中央の池には、長さ約3・5メートルの赤色の角材200本を使って表現した竜があり、假屋崎さんは「気持ちを新たに、前に進んでいこうという願いを込めた作品。ぜひ見ていただきたい」と呼びかけた。
1月20日~2月12日の金、土、日曜日と祝日は、作品と組み合わせたライトアップとイルミネーションが展開される。