北但西部地区日本海新聞ふるさと大賞2023(日本海新聞ふるさと創り事業団主催、新日本海新聞社、日本海新聞但馬専売店会共催)の新温泉町表彰式が15日、同町の浜坂多目的集会施設であり、地域貢献賞の2団体、文化功労賞の1団体と1個人が表彰された。
地域貢献賞には、祭りで麒麟(きりん)獅子舞パレードを行うなど地域を盛り上げている明星認定こども園(小西千代子園長)と、集落が一丸となって耕畜連携や交流活動に尽力している塩山農地・水・環境保全向上整備(山本学代表)が選ばれた。
文化功労賞には、結成以来、長年にわたって国指定重要無形民俗文化財の「但馬久谷の菖蒲(しょうぶ)綱引き」を保存・継承してきた久谷菖蒲綱保存会(岡坂峰雄会長)と、第42回全国中学生人権作文コンテスト県大会で最優秀賞に輝いた夢が丘中3年の川元桃花さん(15)が選ばれた。
表彰式には、日本海新聞ふるさと創り事業団の田中康策理事や西村銀三町長が出席。受賞者に賞状と副賞が贈られた。
小西園長(70)は「園児の活躍のたまもの。これからも地域の皆さまに恩返しできたら」、山本代表(53)は「今後も区民の協力と交流を図り、笑顔あふれる明るい集落づくりにつなげたい」、久谷菖蒲綱保存会の株本昌実区長(69)は「少子高齢化の中ではあるが、受賞を励みに活動に頑張りたい」、川元さんは「人権について考えてくれる人が増えていけば」と、それぞれ話した。