鳥取お遍路会(岡崎まさ子代表)の巡礼写真展が鳥取市片原1丁目の中電ふれあいホールで開かれている。会員が巡礼した因幡薬師霊場30カ所の札所を写真で紹介。日野町出身の日本画家、小早川秋聲が描いた観音像の掛け軸も展示されている。25日まで。
札所を紹介する写真展は2回目。11月5日に鳥取市菖蒲の座光寺(28番札所)で開かれる中国四十九薬師霊場会・因幡薬師霊場会の合同法要に向けて、因幡の札所を紹介するのが狙い。
写真展では1番札所の最勝院から30番札所の峰寺薬師堂まで、7年前から撮りためた四季折々の札所を紹介。会員の西土井博子さんが若い女性のお遍路さんの姿や六地蔵などを布で手作りした作品や、岩垣弘春さんが描いた宝泉寺(14番札所)の薬師像も展示している。
岡崎代表は「コロナ禍で巡礼は延期しているが、秋の法要が因幡薬師霊場を見直すきっかけになれば」と話す。