境港市の幸神町自治会(足立勝美会長)は、災害時に手助けが必要な人や避難先などの情報を記した「支え愛マップ」を更新した。
支え愛マップは、災害時の避難誘導に役立てようと2019年に製作。5年がたち班の再編や地域の状況が変わってきていることから初めてマップを更新することにした。
更新は4日間に分けて実施。この日は町会館に3、7、11班の住民25人が集まり、市社会福祉協議会生活支援コーディネーターの志賀智子さんの指導で、深夜に震度7の地震による津波が発生した場合に備えたマップを作製した。
住民は班ごとに地図に向かい、声かけや支援が必要な人の家、避難所、危険箇所などにシールやマジックで目印を付けて地域の現状を把握。班の中で一緒に避難できるグループを線で囲い、避難所までの安全な経路を書き込み、5年前のマップを重ねて違いを確認した。
志賀さんは「マップを作ることが目的ではなく、地域の人が集まって町内の様子について話し合い、人とのつながりをつくることが重要」と話した。
足立会長は「班の中でコミュニケーションをとり、災害時は手助けが必要な人に声かけをして一緒に避難してほしい」と呼びかけた。