鳥取市のアマチュア写真家、高田啓一さん(75)の写真展「フランス」が29日、同市片原1丁目の中電ふれあいホールで始まった。パリの観光地やフランスの街角で撮影した60点が並んでいる。4月1日まで。
高田さんは写真活動を始めて44年目。今展はこの夏開催のパリ五輪に合わせ、過去にフランスを旅行した際に撮影したスナップ写真を展示した。
セーヌ川に浮かぶ観光船やベルサイユ宮殿の庭園、エッフェル塔など、五輪の開会式や競技会場となる観光地をはじめ、歴史あるパリなど各都市の街風景を切り取った写真が会場を彩っている。
ゴッホの絵画「アルル療養所の庭」を再現した病院の中庭で読書にふける女性や、地中海の高級リゾート地ニースで楽しむ人々など、日常生活の一部を捉えた作品も目を引く。
高田さんは「どれも有名な観光地ばかり。一足先に現地の景色を楽しんで」と話した。