今後の在り方を議論することが決まった国民スポーツ大会(旧国民体育大会)について、鳥取県の平井伸治知事は6日の記者会見で「鳥取県が1番になることを誰が望んでいるのか。あまりその声は聞こえてこない」と述べ、都道府県対抗で順位を決める仕組みに疑問を呈した。
1946年に始まった大会は原則として各都道府県が持ち回りで開催しており、現在2巡目。平井知事は「1巡目は戦後復興というテーマがあり、地域に与える希望が大きかった。今は競技レベルが上がり、アスリート本位の大会を目指すならシステムを見直す必要がある」と強調した。