春のいけばな 会場華やかに 華道遠州山陰支局

 華道遠州山陰支局(太田一篤支局長)の「春のいけばな展」が4日、鳥取市のとりぎん文化会館で始まった。モクレンやソメイヨシノ、菜の花など春を呼び込む花が伝統的な手技で生けられ、会場を華やかに彩っている。5日まで。

 華道遠州は、花器も含めた総合的な美しさを追求する古典的な生け花が特徴。6年ぶりに開かれた今展では、会員昇格者の作品発表など65点を展示している。

 優美さを表現するため、樹木の枝に切り目を入れて別の枝をはめ込み、曲線を出した遠州の古典技法「くさび」を駆使した作品をはじめ、自由花の現代的な作風など多彩な作品がずらりと並ぶ。

 同市気高町浜村の石田則子さん(93)は「同い年の友人の生け花を見に訪れた。力強さと優しさを感じる作品ばかりですばらしい」と笑顔で見入った。

 太田支局長は「ようやく開催できて大変うれしい。会員らの丹精込めて仕上げた生け花を見に来てほしい」と話した。

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