落合関に贈る化粧まわし披露 「麒麟獅子舞」をモチーフ

 大相撲春場所(12日初日・エディオンアリーナ大阪)に新十両で臨む倉吉市出身の落合関(19)=本名落合哲也、宮城野部屋=に母校の鳥取城北高(鳥取市西品治)が化粧まわしを贈ることになり、8日に披露された。一層の飛躍を願い、鳥取県東部を中心に伝わる国重要無形民俗文化財「麒麟(きりん)獅子舞」をモチーフとした。十両土俵入りで使われる。

 スクールカラーのえんじ色の生地に伝説の聖獣「麒麟」をあしらい、相撲部のモットー「うそのない稽古」の文字を刺しゅうで施した。同校出身力士に贈る化粧まわしは17本目。現行デザインでは4本目となる。

 落合関は幕下15枚目格付け出しでデビューした1月の初場所で7戦全勝優勝を果たし、昭和以降初めて所要1場所で十両に昇進した。披露に先立ち、石浦外喜義校長が写真を送ったところ「先輩に贈られていた化粧まわしを自分が着けられるなんてどきどきします」と喜んでいたという。十両昇進で15日間を通して土俵で戦うことになる教え子を「初めてのことをやってのけてしまう男」と評価し、期待を寄せた。

 
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