鳥取県の魅力を交流サイト(SNS)で発信する「とっとりへウェルカニコーディネーター」の金井塚千秋さん(28)が4日、大山町を訪れ、出荷時期を迎えた「大山スイートコーン」の収穫作業を体験した。体験の様子は今後インスタグラムで発信する。
金井塚さんは全日空の客室乗務員を本業としつつ、2021年に鳥取市に移住して県職員を兼業。県内の農作物の魅力などを発信してきた。県西部での農業体験は初めてで、JA鳥取西部スイートコーン部会と町、県が企画した。
大山口集荷所(同町国信)では同部の中村浩和部会長らが栽培状況などを紹介。大山山麓の黒ボク土壌を生かし県西部6市町村計17・6ヘクタールで栽培され、ブロッコリー農家の夏季の収入確保と連作障害防止につながっていると説明した。金井塚さんは近くの畑で収穫を体験し、一口かじって「甘い」と驚きの声を上げていた。
金井塚さんは「とても甘くておいしかった。自然豊かな環境で育ち愛情の詰まったコーンがあることを世界に発信していきたい」と話した。