地元応援「何より幸せ」 落合関が本紙表敬訪問 さらなる躍進に期待

 倉吉市出身で大相撲十両の落合関(19)=本名落合哲也、宮城野部屋=が7日、角界入り後初めて鳥取市富安2丁目の新日本海新聞社を訪れ、3月の春場所での戦績や夏場所(5月14日初日・両国国技館)での意気込みを語った。社員らは拍手で出迎えると花束を贈呈し、今後のさらなる躍進に期待した。

 

【関連記事】落合「もっと強くなれる」 本紙インタビュー

 落合関はデビューした1月の初場所で全勝し、昭和以降初となる1場所での十両昇進を決めた。春場所では大関経験者の朝乃山関(29)=高砂部屋=や、母校鳥取城北高の先輩で元関脇の逸ノ城関(30)=湊部屋=と対戦して10勝5敗と好成績を収めた。

 春場所でのけがの治療のため2日に帰鳥。母校でのトレーニングと稽古の合間を縫って表敬訪問した。玄関を入った際に社員らの大きな拍手での出迎えにはにかむような表情を浮かべた。2月に倉吉市で後援会が発足するなど地元の盛り上がりに「多くの人に応援を受けながら相撲道を全うできることは何よりも幸せ」と謝意を述べた。

 春場所の6日目からは宮城野親方(元横綱白鵬)の指示で母校出身の兄弟子、平幕の北青鵬関(21)の付け人も担う。関取としては異例だが「自分にも付け人がいる。どういう思いでサポートしているのか体験したかった」と謙虚に向上心をのぞかせた。

 落合関は9日に東京へ出立し、相撲教習所に通いながら、夏場所での2桁勝ち越しを目指す。

 
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら