情緒あふれる夜演出 米子・皆生温泉の遊歩道街灯新装

 米子市皆生温泉の海岸沿い遊歩道の街灯がリニューアルされ22日、同市皆生温泉4丁目の皆生海浜公園でお披露目式が行われた。暖色の街灯に照らされた遊歩道が情緒あふれる温泉街を演出し、関係者は歴史ある皆生温泉のさらなる発展を期待した。

 市は「皆生みらいの灯(あか)り推進事業」と銘打ち、地域資源である海や砂浜を生かした皆生温泉の夜の景観向上に取り組んでいる。2020年度に旅館経営者らでつくる皆生温泉まちづくり会議が、官民連携でコンセプトを策定。昨年度は同公園から湯喜望白扇(同市皆生温泉3丁目)までの約600メートル区間でポール灯18基を交換した。

 式では、地元関係者らがテープカットを行い、完成を祝福。デザインを担当したLEM空間工房の長町志穂代表はリモート参加し、「大切な白砂青松や独特な美しさのある海岸など、皆生はここにしかない素晴らしい風景。力を合わせてすてきな街になってほしい」とエールを送った。

 本年度は同公園から皆生グランドホテル天水(同市皆生温泉4丁目)までの約400メートル区間でポール灯12基を新設し、来年4月の供用開始を予定。皆生温泉エリア経営実行委の坂内和孝副会長は「この環境を活用することが重要。機運醸成や仕組みづくりを進めていきたい」と意気込んだ。

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