IT企業のAxis(アクシス、鳥取市扇町)による市場流通外野菜などの販売事業「アクシスのやさい」が23日、八頭町見槻中の隼(はやぶさ)Lab.(ラボ)のはやぶさにちようマーケットで再開された。店頭には再開を喜ぶ買い物客が続々と訪れ、終日にぎわった。
食品ロスの削減やこども食堂支援を目的に、規格外で市場に出荷されない野菜などを集めて販売している。仕入れた野菜の一部を「こども食堂」へ寄付するなど、野菜を通した地域や住民らとのつながりを深めている。野菜が少ない12月から3月の冬期間は休止する。
4年目のスタートを切ったこの日、同社社員らはそろいのエプロンを身につけて、太さや長さなどがまばらで規格外となったネギ、サツマイモ、山菜などの新鮮な野菜や、ドレッシングといった加工品を販売。買い物客は社員らとの交流を楽しみながら品物を購入していた。
同事業を担当する竹内就人さん(24)は多くの来店を喜び、「出店や定期便といったサービスなどを活用し、より多くの方に知ってもらえるよう発信を続けたい」と話した。
5月5日はチュウブ鳥取砂丘こどもの国(同市浜坂)などでも販売する。