日舞を踊りながら演歌を歌う“艶歌歌手”として知られる葵かを里が、3月発売の新曲「吉野千本桜」にちなんで歌の舞台となった奈良県吉野町の観光大使に就任。町役場で中井章太町長から委嘱状を受け、世界遺産の吉水神社で奉納歌唱や植樹を行った。
委嘱式には、同町マスコットキャラクター“吉野ピンクル”も参加。同町長から「コロナの3年間、本当に観光客が減少した。お客さまが一番多く訪れる桜の季節を前に、葵さんが観光大使に就任頂き大変心強い。『吉野千本桜』を聴いた多くの方々がこの吉野町を訪れてくださることを期待します」とエール。葵が「吉野千本桜」CDを町長に手渡すと、役場側からは同町内の酒蔵メーカー北岡酒造の八咫烏(やたがらす)「吉野千本桜」が贈られた。
葵は「偶然にも新曲とお酒の名前が同じでご縁を感じる。桜の名所・吉野町の観光大使は大変光栄! 歌を通じて町の魅力をどんどん発信していきます」と笑顔で約束。
葵はご当地ソングが多いことから今回が4カ所目の観光大使。この日は桜をデザインした着物とネイルで気合十分。既にキャンペーン時の新曲CD購入特典として吉野杉を使った手作りストラップを考案、特産品PRに一役買っている。
早速、悲恋の2人が最後の5日間を過ごしたとされる同町内の世界遺産・吉水神社内の「義経・静御前潜居の間」から、境内でファンや地元民の見守る中を奉納歌唱を披露。神社内に記念の桜植樹も行った。「この神社から臨む吉野山の一目千本は、圧倒的な景色。その陰に何百年にもわたり桜を守っておられる人たちがおられることを忘れずに」と、既に何度も足を運んで知り合った吉野山の人々を思いやった。