阪急阪神百貨店は、大阪市北区の阪急うめだ本店8階で自然と共生する暮らしを提案する新たな売り場「GREEN AGE(グリーンエイジ)」の設置を進めている。オープンは4月12日(一部は5月オープン予定)。
コロナ禍の影響でひときわ強まった「サステナブル(持続可能)な暮らし」や「おしゃれを楽しみながら環境への配慮」といったニーズに応える売り場を目指す。
約2300平方メートルの 売り場にはファッションをはじめ、雑貨や食、化粧品、アウトドア用品など幅広いジャンルの商品がそろうほか、「プラダ」「ロエベ」といった伝統の高級ブランドまで約40ものブランドが“垣根”を超えて並ぶ。
「ステラ マッカートニー」監修の体験・実験型コンセプトストアは、ビーガン、ベジタリアン向けメニューを提供するカフェと、サステナブルな素材を用いたオリジナルアイテムのショップが併設される。
売り場を象徴するやぐらには移動の際のCO2抑制を狙い大阪府内の間伐材を使用。再資源化も視野に入れており、組み替えできるよう可能な限り木組技術を活用したこだわりようだ。休憩スペースには、阪急阪神百貨店の全店で廃棄予定だった衣料をアップサイクルした素材でできた椅子や、阪急うめだ本店の建て替え工事中に地中から発掘された木材を活用した椅子も一部登場。しっくいを使った柱、床などもあり、売り場の各所に環境に配慮した工夫を凝らしている。