家元、華道家作品一堂に 高島屋大阪店で池坊展

 家元、次期家元をはじめ、近畿地区で活躍する華道家の作品約300点を展示する「いけばなの根源池坊展 大阪花展-とらわれのない美-」が大阪市中央区の高島屋大阪店で開かれている。春の花材を使用した彩り豊かな個性あふれる作品が会場に並ぶ。24日まで。

 19日の開会式で華道家元四十五世池坊専永さんが「2年ぶりの大阪の池坊展。絵画や彫刻は次の時代に残るが、生け花は後に残るものはない。何も残らないが600年続いている。先生の教え、弟子の教え、先生が生きてきた道を伝えている」とあいさつした。

 会場には華道の原点である世の安寧を願った仏前供花「立て花」や、型を持たない自由花で時代の美を表現する「Inspired by Flowers」のコーナーもある。

 午前10時~午後7時(22日は午後4時、24日は同5時まで、最終入場は閉場の30分前)。入場料千円(高校生以下無料)。期間中展示替えあり。

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