リニューアルのため臨時閉館している福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)から“飛び出した恐竜たち”の企画展「THE恐竜in福井」(実行委員会主催)が福井県産業会館(福井市)で開かれている。5月14日まで。
今夏リニューアルオープンする同博物館は、皮膚の痕跡が残る「ブラキロフォサウルス」のミイラ化石をアメリカから借りて日本で初公開するほか、全身骨格を6体増やして50体展示するなどボリュームアップ。さらに、体験をメインとした新館も設け、恐竜の世界を映像で再現したり、化石研究を体感したりできる。
今回の企画展では全身骨格18体、ロボット6体を含む約120点を展示。「恐竜って何だ?」「福井県の恐竜発掘」「アジアと世界の恐竜たち」など6ゾーンで恐竜に迫っている。化石発掘体験などのイベントも実施。
県の公式恐竜ブランドキャラクター「Juratic」のラプト君と大阪市北区の大阪日日新聞を訪れた同博物館の松下准城事業教育課長は「企画展で恐竜の世界に触れ、生まれ変わる博物館のリニューアルオープンも楽しみにしてほしい」と来場を呼びかけた。